地球の歴史に“千葉時代” 誕生か。チバニアンってなに?!

チバニアン_タイトル

市原市田淵の地磁気逆転地層

約77万年前に地球の地磁気が逆転していたことを証明する地層が、なんと千葉にあったんです!

地上に現れた海底の地層

養老川沿いの露頭「千葉セクション」の上の方に、一本の筋が見えます。これがおよそ77万年前に御嶽山が噴火した時の火山灰の堆積層で、地磁気が逆転していた時代の目印になります。そこから下はもっと古い時代、上は新しい時代の堆積です。これらは海底で堆積した地層が、後に房総半島が隆起して、養老川の浸食作用によって崖になり、見えるようになったものです。

地磁気逆転の証拠

露頭の各所に試料採取の穴が開いていますが、地磁気の逆転を連続して分析した跡です。地磁気の逆転は、過去360万年間だけを見ても11回確認されています。その最後にあたる77万年前に起きた逆転について、逆磁極期(上写真赤色)から過渡期の磁極遷移帯(黄色)を経て、現在と同じ正磁極期(緑色)に戻る様子が連続して分析・観察できる海底堆積層は、世界でイタリアの南部と房総半島の地層だけであり、なかでも田淵の地層は、観察に最適な条件を備えています。

科学研究の宝庫

田淵の周辺地層は堆積速度が極めて速く、平均で1000年間に2m以上の地層の堆積が観察できるため、細かい分析にも適しています。地磁気の逆転だけでなく、地層に含まれる微化石や花粉を分析することで、当時の海や陸地の環境などについても研究が進められています。

成るか「チバニアン」

このようなことから、千葉セクションは地質時代境界のGSSP(Global boundary StratotypeSection and Point 、国際標準模式層断面とポイント)の第一候補地に選ばれました。今後正式にGSSPに認定されると、この地層の含まれる時代(約12万6千年前~77万年前、更新世中期)を「チバニアン」(ラテン語で「千葉時代」)と呼称し、日本の地名が地質時代名称に初めてつけられる快挙となります。

名称 チバニアン
住所 千葉県市原市田淵1898
地図

記事・写真協力=市原市教育委員会ふるさと文化課

まとめ

地層は養老川沿いにあるため、足元が滑りやすくなっています。見学する際は長靴など準備の上、気をつけておでかけください。

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