本記事では、世界や日本の高山帯に咲く約1500種の四季折々の植物に出会える「六甲高山植物園」をご紹介します。
1933年開園、六甲山頂付近に位置する六甲高山植物園
1933年(昭和8年)に開園した六甲高山植物園は、植物学者・牧野富太郎博士(1862年~1957年)の指導を受けています。
六甲高山植物園は海抜865mの六甲山頂付近に位置するため、北海道南部に相当する冷涼な気候となっています。
その環境を利用した50,000平方メートルの園内には高山植物を収集したロックガーデンや、渓流沿いの湿地、ブナの木陰などそれぞれの植物を野生に近い状態で植栽しています。
世界の高山植物や寒冷地植物、六甲自生植物や、その他山野草など、約1,500種を栽培しています。
1955年には博物館相当施設に指定されました。
長い歴史の間には、天皇家御三代にわたる行幸・行啓を賜るなど、由緒ある植物園として親しまれています。
ロックガーデン
ロックガーデンとは高山植物を平地で楽しむために造られる造園形式のひとつです。
自然に近い状態で高山植物が鑑賞できるように工夫されています。
六甲高山植物園のロックガーデンは地面を深く掘り下げ、下層にガレキや栗石などの大きな石を入れて排水層を作っています。
次にかわら、栽培土の順になっています。最後に高山帯の雰囲気を出すために、岩を組んでいます。
また、小川を取り入れて湿性、中性、乾性と、それぞれ異なった性質の高山帯のお花畑を一度に見ることができます。
花のガイド
六甲高山植物園では、植物園のスタッフによる花のガイドを開催しています。
なかなか見つけにくい小さな花や名前の由来、ちょっとしたエピソードなど、園内の見ごろの花をスタッフが一緒に回りながらご紹介します。
ぜひご参加ください!
名称 | 六甲高山植物園 | ||||||||||
住所 | 〒657-0101 神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150 | ||||||||||
URL | https://www.rokkosan.com/hana/ | ||||||||||
地図 | 六甲高山植物園 |
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花のガイド |
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掲載情報は2019年6月20日現在
記事・画像協力:六甲山観光株式会社