↑「飛鳥資料館外観」
「飛鳥」には、日本の古い歴史や文化が息づいています。古いものは、壊れやすかったり、地中に眠っていたりします。
そして、多くの人の手によって守られています。その魅力について、聞いてきました。
明日香村の風景に溶け込む様な資料館の魅力
飛鳥資料館は、のんびりとした明日香村の風景に溶け込むように建っています。
資料館の控えめな門を通ると緩やかな勾配の芝地が広がり、広い庭園の随所に飛鳥の石造物が配置され気持ち良い空間になっています。
1975年3月に開館した建物は谷口吉郎氏の設計によるもので、モダンでありながら落ち着きを感じます。
奈良文化財研究所 飛鳥資料館 学芸室長 石橋茂登さんに聞く 奈良文化財研究所の調査研究の成果を中心として、飛鳥の歴史と文化がわかりやすく紹介されています。飛鳥資料館について、ご協力いただきお話しを聞いてきました。 |
古都奈良の魅力発見をテーマにお送りする、奈良女子大学 奈良の食プロジェクト×NTTタウンページによる共同企画記事です。
展示内容
↑第二展示室に再現された「山田寺東回廊の復元図」
↑「山田寺跡 金堂基壇と周囲の瓦敷舗装」
第一展示室では総合的に古代の飛鳥について、第二展示室では主に山田寺について展示されており、実物の出土品を使った山田寺東回廊の再現が展示されています。
多数の重要文化財をはじめ、ここでしか見ることのできない価値のある文化財が多数陳列されていて見応えは抜群です。歴史好きの人もちょっと歴史が苦手な人やお子様でも楽しめるようにパンフレットや解説パネルも充実しています。
明日香村巡りのスタート地点として、飛鳥資料館から足を運んでみるのはいかがでしょう。飛鳥の古代文化や歴史を体感できると思います。
名称 | 奈良文化財研究所 飛鳥資料館 |
住所 | 〒634-0102 奈良県高市郡明日香村奥山601 |
URL | https://www.nabunken.go.jp/asuka/index.html |
地図 | 飛鳥資料館 |
駐車場 | あり(無料) ※普通車11台 |
アクセス | バスの場合: ・近鉄橿原神宮前駅または飛鳥駅から「明日香周遊バス(赤かめ)」で『明日香奥山・飛鳥資料館西』下車 ・桜井駅から「36系統」で『飛鳥資料館』下車 レンタルサイクルの場合:近鉄橿原神宮前駅から約15分、飛鳥駅から約20分、桜井駅から約25分 |
掲載情報は2018年1月23日現在
取材:奈良女子大学 奈良の食プロジェクト
画像、写真の提供:独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所