伊達政宗公の文化を訪ねて

文化人 伊達政宗(1567~1636年)

政宗は「武」だけでなく「文」の素養も広く、自ら筆を執る事を好み、たくさんの手紙を残しています。気配りが細やかな一方で、派手なパフォーマンスを好み、かなりのワンマン。細かいことも、自分で決めて指示出ししないと気が済まない人でした。また、食事にも気を配っており、季節感を大事にし、知人や家臣らとのコミュニケーションのツールとしても重視していました。

伊達正宗

政宗の手紙

政宗は非常にたくさんの手紙を書いたことで知られ、現在確認されているだけでも、その数は約4千通におよんでいます。多くの大名は右筆(ゆうひつ)と呼ばれる書記役に書かせているのがほとんどですが、政宗は自ら筆をとって手紙を書くことも好んでいました。自筆で手紙を書くことが大事だと考えていたようで、息子にも自分で手紙を書くように伝えていたようです。

伊達正宗

文学芸能

政宗は茶道・香道、能楽の造詣が深く、和歌や連歌、漢詩などを作り、古典文学にも通じていたと言われています。有名な資料としては、政宗の肖像画に書きいれられた自作の漢詩や吉野の花見で詠んだ和歌などがあります。吉野の花見は、豊臣秀吉が文禄3 年(1594年)に開いた吉野山での花見の会のことで、大勢の公家や武将と共に参加した際に詠んだ、桜に関する5つの題の自筆和歌が現存します。

派手好き?

政宗所用の陣羽織として有名な「山形文様陣羽織」は、桃山時代に流行した、いわゆる「南蛮服飾」です。黒羅紗地を金銀糸のモールで飾り、裾には緋羅紗で山形の文様を表します。現存はしていませんが、襟には襞飾りのあとが残っています。

伊達正宗

今も面影を残す 仙台の街

もともとこの地は「千代」と書いて「せんだい」と呼ばれる城がありました。政宗が慶長5年(1600年)12月24日に城の縄張始めを行った際に、「仙台城」へと字を改めたそうです。「仙台」とは「仙人の住む高台=理想の地」の意味で、この地の末永い繁栄を願って改名したと考えられています。

町と丁

仙台藩では、町人や職人、足軽などの身分の低い家臣の住む地区を「町」、武家屋敷のある通りを「丁」と呼びわけていました。「国分町」や「三百人町」、「片平丁」「東二番丁」など、現在も残る地名から当時のまちの姿がうかがえます。

芭蕉の辻

政宗は、当時の重要な幹線であった奥州街道を城下町に引きこみ、街道沿いに町人たちを住まわせました。「御譜代町」とは、政宗が米沢・岩出山・仙台と移る際に付き従った人々の町。特に大町は仙台城下二十四町の筆頭で、豪商が軒を並べていました。大町通と奥州街道の交差点は城下の中心地「芭蕉の辻」と呼ばれ、仙台藩の高札場がおかれるなど大いににぎわったと言われています。

野中神社

仙台城下の町割りに使用した縄が納められたと伝えられる「野中神社」。現在の社殿は、サンモール一番町から小道に入り、小さな鳥居を構えた細い参道を進むと、ビルの隙間にひっそりと鎮座しています。社地は狭いものの、商売繁盛、縁結びの神社として、いまや街に潜む有名なパワースポットのひとつです。
野中神社

名称野中神社
住所〒980-0811 仙台市青葉区一番町2丁目7
地図

伊達政宗の文化に触れてみる

伊達政宗は慶長5 年(1600年)、本拠地を仙台に移し、城や城下町など新たな国づくりをはじめました。その中で、京都での生活時に吸収した絢爛豪華な桃山文化や南蛮文化、といった時代の息吹を吹き込みながら、独特の“伊達”な文化を仙台の地に華開かせていきました。

仙台城跡

伊達62万石の居城、仙台城。標高約130m、東と南を断崖が固める天然の要害に築かれた城は、将軍家康の警戒を避けるために、 あえて天守閣は設けなかったといわれています。

名称仙台城跡
住所〒980-0862 仙台市青葉区川内1
開館時間駐車場営業時間 8:00~17:00 ※季節により変動があります
地図
瑞鳳殿

政宗公の眠る霊屋。桃山文化の遺風を今に伝える廟建築として国宝に指定されていましたが、戦争による被害を受け、昭和54 年(1979年) に再建されました。
瑞鳳殿
写真提供:宮城県観光課

名称瑞鳳殿
住所〒980-0814 仙台市青葉区霊屋下23-2
開館時間■2月1日〜11月30日 9:00〜16:30(最終入館時間)
■12月1日〜1月31日 9:00〜16:00(最終入館時間)
休館日12月31日
地図
大崎八幡宮

政宗の命により、当代随一の工匠を招き3 年かけて造営。国宝の社殿は桃山建築の代表例と言われ、政宗をはじめ歴代藩主に手厚く保護され今に伝わっています。
大崎八幡宮

名称大崎八幡宮
住所〒980-0871 仙台市青葉区八幡4-6-1
地図
青葉神社

明治7年(1874年) に政宗を祭神として祀った神社。この神社の祭礼が現在の「青葉まつり」につながっています。
青葉神社

名称青葉神社
住所〒980-0916 仙台市青葉区青葉町7-1
地図

日比谷公園(東京都千代田区)

仙台藩外桜田上屋敷跡

寛永13年(1636年)、享年70でこの世を去った政宗公ですが、終焉は仙台藩ではなく、江戸だったそうです。
場所は今の日比谷公園(東京都千代田区)内にある外桜田上屋敷だそうです。説明サイン(以下の写真)によると、徳川将軍が三代にわたって訪問したとあります。

地図
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